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法事のお布施について教えて?渡すタイミングは?

今の若い人たちにお布施って何ですか?って聞いてみたら ほとんどの若者たちは分からないと思います。
特に葬儀関係では、辞書を引かないとわからないような単語が多くあります。そのひとつがお布施や香典袋の表書きの御香料やお供え物といったものは学校では習いません、しかし年と共に日常生活で必要な知識になります。
ここではその必要な知識で「お布施」についてわかりやすく紹介いたします。

 

法事のお布施とは

まずお布施を知るためには、お布施の由来について勉強してみましょう。
お布施の由来は「布を施す、がお布施の名前の由来となっているのです」昔インドの仏の弟子たちは裸身で托鉢をするわけにはいきませんので、 サリーに似た布をまとっていました。 埃やチリから身を護り、熱風から体を保護しなければいけないので、 そういった理由から布をまとう必要もあったからです。 綺麗な布だとねたみや盗み心を誘発させるからと粗末な布を使いました。

一般の人達は白い布をまとっており、一般人と区別するためにも 捨てられた布や汚れた布を縫い合わせた布をまとうことが仏の弟子のしるしとされたのです。 そして袈裟の色の由来にもあるように、人々に施された布を縫い合わせて 袈裟に使うこともありました。 この「布を施す」がお布施の起源で、人のためにすることを布施と言うのです。

暑いときにうちわなどで扇いで風を送る風施も、 困っている人にやさしい言葉をかける言施も、 優しい笑顔を与える顔施も、みんなお布施なのです。 日本でもお経をあげていただいた僧侶にお礼をすることを「お布施」といいます。
お布施というと金を包むということに思われがちですが、 もともとはそのような次元のものではないのです。 そして物や金銭だけでなく、気持ちがあるかないかでその意味も違ってきます。 これは僧侶に対してだけではありません。
他人に対して、自分で出来る限り誠心誠意で施すことがお布施なのです。お布施のルーツ理解していただきましたでしょうか

法事のお布施とは

通常葬儀が終わると初七日迄その日に行う所が多くなってきています。

それは葬儀から初七日迄日にちも短く遠方の方が短期間うちに再度集まることが大変な事だと考慮された結果、葬儀の日に初七日迄行ってしまう方が多くなってきた理由でもあります。初七日も行うと言う事は、僧侶にも葬儀とは別に初七日の法要を行ってもらわなければいけません。この時点で御世話になる僧侶とはこれから長い付き合いになってきます。

なぜならば葬儀と初七日を済ましてから七日ごとに四十九日迄の「追悼法要」最長50年にもなる「年忌法要」や「納骨」「初盆」と言った行事に必ず僧侶に読経をお願いしなくてはいけないからです。

四十九日迄の法要で僧侶にお願いすることになる法要は次のような事が考えられます。その際に必ずお布施は必要になります。

四十九日迄のお布施が必要とされる法要

1. 通夜・葬儀・告別式
2. 初七日(ご逝去から七日)
3. 二七日(ご逝去から14日)
4. 三七日(ご逝去から21日)
5. 四七日(ご逝去から28日)
6. 五七日(ご逝去から35日)
7. 六七日(ご逝去から42日)
8. 七七日(ご逝去から49日)  忌明け 納骨

最近は1と2を同時に行い四十九日以外は親族だけでお参りされている所が多くなってきています。
これだけの法要を行うのは仏教では、人が亡くなると49日間、死者の魂が成仏せずにさまよっているといわれています。そこで、遺族は故人が無事に極楽に行けるよう、読経したり飲食や行動を慎んで身の汚れをとる斎戒などの善事を行ないます。

いわゆる死者のために行なう追善供養が法要として行います本来はこれらの法要に僧侶の読経で供養してあげるれば、故人も喜んでもらえることかも知れませんが、僧侶に読経をお願いする毎にお布施が必要になります。その金額も決して少額ではないので遺族も悩む事が本音ではないでしょうか。例えば通夜・葬儀と告別式を行って貰うとお布施は地域格差はありますが50万円から100万円代にもなるそうです。

なぜならばお布施には定価表等が在りません。更に最も高額なものが「戒名」で葬儀が終了する時点で僧侶に戒名を依頼します。その金額は戒名の文字、内容によって金額があって無いようなものに思えます。

 

法事のお布施を渡すタイミング

誰もがお布施を行うときに定価表等がないのでいくらい払えばいいのか、もし僧侶に聞いた場合僧侶の答は「御気持ちで」と答えられ困っている人は、けっこうおられ次のような質問がおおくよせられているようです。

Q1.七日ごとに来られる際に、毎回お布施をお渡しするのでしょうか?
渡す場合、いくらすればいいのでしょうか?
もしくは、49日にまとめてすればいいのでしょうか?
その際の金額は?
A1.基本的には都度お渡しする方がいいと思いますが、四十九日法要までお願いする旨の事を伝えてまとめて支払う事を伝えてあれば、まとめて四十九日法要の後に渡せばいいのではないでしょうか

Q2.四十九日迄の法要をお寺に頼んだ場合いくらくらいお布施は支払えばいいのでしょうか?
A2.法要・法事でのお布施の相場は以下のような金額と言われていますが、お布施は真心で払うものでこの相場にこだわる必要は在りませんただ目安にしてください。
祥月命日法要のお布施:5,000円~1万円程度
四十九日法要のお布施:3万円~5万円程度
一周忌法要のお布施 : 3万円~5万円程度
三回忌以降のお布施 : 1万円~5万円程度

Q3.お茶をお出しする気でいるのですが、午後七時って、夕飯時ですよね。。。
お食事の用意もするものなのでしょうか?
A3.食事は普通は食べられません、その代わりお布施の中には食事代というものをいれます。

Q4.お寺さんのお着替えの部屋とか必要なのでしょうか?我が家には、生活感溢れる部屋しかないのですが
A4.必要在りません僧侶は着替えを済ましてこられますので別室は必要ないと思います。

 

お布施を渡すタイミング

[法事・法要の時のタイミング]

合同の法要の場合は、お寺(本堂など)の入り口に受付が用意されていることもあります。お寺に入る際に、お布施を受付の方に渡しましょう。
特に受付が用意されていない場合は、法要が始まる前に僧侶に挨拶ができる時間があれば、ご挨拶を兼ねてお布施を渡しましょう。
「今日は◯◯の◯回忌のために、どうぞよろしくお願いします。」などと一言添えるといいです。法事法要の前は慌ただしくてゆっくり挨拶ができない場合は、法事法要を終えてからお礼の挨拶をする際にお布施を差し出すといいでしょう。個別での法要の場合も同じく、法事法要の前後で挨拶と一緒にお布施を渡しましょう

 

法事のお布施の渡し方は

⬛お盆に乗せて渡す

お布施は袱紗(ふくさ)から取り出して渡したり、お盆の上にのせて渡したほうが良いとされています。お布施をお盆(切手盆・きってぼん)にのせる、お布施は直接手渡すのではなく、お盆にのせて、渡すのが一般的な作法とされています。お盆がない場合は、葬儀社さんが用意してくれることもありますので相談してみましょう。正式には、切手盆(きってぼん)、祝儀盆と呼ばれる黒いお盆を用いることがよいとされていますが、急なことなので、形式よりも気持ちを持って渡すことが大事です。

⬛袱紗(ふくさ)にお布施を包む方法

お盆が用意ができない場合は、袱紗(ふくさ)でも構いません。包み方は、弔事の包み方をしますダイアの形になるよう袱紗を広げ、中央より右側に封筒を置きます。右→下→上→左の順にあ僧侶に渡すときに袱紗を開き、袱紗から取り出して、袱紗の上にお布施をのせて、僧侶に渡します。

⬛お布施を包む袱紗の色に決まりはあるの?

袱紗の色は、弔事の場合、「紺、深緑、灰緑、緑、うぐいす、灰青、グレー、紫」といったシックな色が好ましいとされています。尚、紫は慶事の際にも利用できる色ですので、1枚あると便利です。

袱紗は四角い形のものが古くからあるタイプですが金封タイプのもの(金封ふくさ)や、爪や台が付いたもの(爪付き袱紗、台付袱紗)などもあります。 袱紗は定番の四角なものから金封タイプのものや爪や台が付いたものがあります。お布施を渡すときのマナーをまとめると
① 受付がある場合は受け付けに渡す。
② ない場合は法要が始まるときに僧侶に挨拶するときに渡す
③ 最も多いのが法要が済んで時に僧侶にお礼の挨拶をするときに渡す。

日本の冠婚葬祭には細かな点まで作法やマナーがありますので、お布施を渡すときもその作法の一つとして「大人の対応を」心得ておくことも必要です。

 

法事のお布施の書き方

もともとお布施の意味は仏教の慣習で供養への感謝やご本尊をお祀りするお寺への援助としてお渡しするものです。
葬儀から始まり四十九日までの追悼法要や年忌法要等の多くの法事・法要で菩提寺の僧侶とは長い付き合いが始まり、法事のたびに依頼することになります。その時に毎回必要なものが「お布施」です。そのお布施の表書きに「何と書けばいいか」多くの人は悩まれることです。何故なら宗派によって書き方が異なってくるからです。出席される所の宗派が何かは事前に施主や親族に確認しておく必要もあります。
お布施の表書きには「黒墨」を使い書く内容としては「お布施」と書くのが一般的です。お金を入れる中袋は裏面の左側に氏名、金額を記入します。尚金額の頭には「金00円」と書きます。漢数字は字体で書くと丁寧なマナーとされています。
(例)
5万円 ➡ 伍萬園
わからない場合は漢数字でもかまい構いません。本来お布施は半紙の中包みにいれ奉書紙で包むのが正式な形です。しかし今ではお布施を白い封筒にいれて渡すのが一般的です。尚お布施は不祝儀ではないので弔時のおりかたにする必要はありなせん。

⬛白封筒に入れる場合

奉書紙が 用意出来ない時は市販の 郵便番号のない 白地の封筒に入れて渡します 裏面には金額を記入します。
封筒を使う場合の表書きには「御布施」「お布施」「御経料」「御礼」「御回向料」等を書きます。

1.無地の白い封筒に御布施を入れる場合は下段には施主の名前を書くか、00家と書くかにします。
[白封筒表書き]                             [白封筒裏面]

⬛水引は必要か?

水引の必要性については地域によって違います。必要な場合双銀や白黒の水引きを使用するのがいいと思います。

法事のお布施の金額、相場

葬儀や法要の際のお布施の金額は、お通夜や葬儀の連絡を菩提寺の住職にする時に、戒名の金額と一緒にお布施の金額も確認しておくことも必要ですが絵、しかしお寺からは明確な価格は提示されないと思います。寺にはお布施など費用が発生する項目の定価表などが一切ありません。一般の営業会社で言えば売り手に価格表がなく売り手の言い値で買わされるのと同じように思えます。

お布施の相場

お布施には通夜・葬儀・告別式等に長く続く法要に依頼する度にお布施が必要となりなす。現在色々な実績から推測するとお布施の相場と言える金額は以下のような金額になるようです。

◉法事のときの相場(御経料)  30,000円~
◉法事のときの相場(お車代)   5,000円~10,000円
◉法事のときの相場(御膳料)   5,000円~20,000円
これが一般的な法事・法要の時のお布施の種類ですがでは法事別にみると……
1.月命日法要    5,000円~10,000円
2.四十九日法要 30,000円~50,000円
3.一周忌法要   30,000円~50,000円
4.三回忌以降   10,000円~50,000円

法事・法要では僧侶に読経をあげてもらい供養してもらったお礼として渡すものです。

 

法事のお布施のマナー

前の項目でお布施の相場について取り上げました。
その御布施が必要な法事や法要は仏教の行事の中ではお通夜からじはじまり、1つの区切りとしての四十九日までの一周忌法要までは読経をお願いして故人を敬う事を行わなくてはいけません。そこでよくマナー違反の行為として本来なら法事を行って読経をしてもらったで段階で御布施を支払うのがマナーでもあり、通常の行い方です。しかし中には初七日から四十九日迄お願いするのだから最後の四十九日法要が終わった段階で一括で支払う方もおられるそうです。それはいくら僧侶の方が了承したと言っても大変失礼な事だと思います。御布施は法事が終了したときに感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました」と心から気持ちを込めて渡すことが重要なマナーではないでしょうか。

やはり御布施を渡すマナーの基本としては法事、法要をお願いしたときには法事が始まる前に丁寧な挨拶と共に僧侶に渡すか終了したときに感謝と立派な読経を称賛して渡すことが最大の作法です。

 

まとめ

この記事を書いていて”ふと”思ったことが、今の学校は日本の文化・風習を教える事なく受験対策の教育制度とも言える状況だと思います。家庭の形態も昔と違い親と別居、その親も介護施設に入所して祖父母から孫たちへ伝えら得た日本の文化、風習、作法等はいつの日か専門業者以外の一般人から忘れ去られていく日がそんなに先ではないように思えます。