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相続時精算課税制度について教えて!メリット、デメリットは?

税金は国民の義務として支払うことについては、殆どの方は理解されていることです。ではその税金の内容やシステムについてはご存じでない方が多いようです。そんなわかりづらい税金制度の中から「相続時精算課税制度」というあまり聞きなれない税金制度について紹介させていただきます。

 

相続時精算課税制度とは

まず相続時精算課税制度を理解していただくには、日本の人口状態がわかると、この制度がどんな制度なのかがより一層理解して頂ける事です。平成28年10月時点の日本の総人口は1億2604万人6年連続減少傾向で、男女別でみると男性は12年、女性は8年連続の減少しています。一方で65歳以上の人口は7,656万人前年に比べ,72万人全人口比率から見ても27.7%と初めて27%代を超え過去最大になりましたが今後はこれが30%を超える時期もそんなに遠い先の事ではないように思われます。更に年代別にみると次のような状態になっています。
[年代別比率] ①40歳~44歳   491.4万人    ここで日本人の人口を取り上げたのは、今回のテーマ相続時精算課税制度
②65歳~49歳   467.8万人    をわかってもらうための基礎データーとして取り上げました。
③35歳~39歳   420.4万人
④40歳~44歳   491.4万人
⑧20歳~25歳   304.6万人

上記のデーターでもわかっていたけるように、現在日本は決して若者の国とは言えない状態です。この状態は今後ますます右肩上がりの状態になってきます。そこでこのような事態の対応策として制度化されたのが今回のテーマの「相続時精算課税制度」です。

相続時精算課税制度の背景

寿命の面でも平均寿命が男性81歳、女性87歳と長生き世界第二位の国としては喜ばしい事ですが、反面その実情は親が長生きして亡くなった時に遺産相続の配偶者も亡くなっており、子供も①か②の年代になり相続してもその相続財産を子供も高齢化していて有効的な利用が出来なくなります。そこでこの相続時精算課税制度は親から子の世代への遺産贈与をスムーズにすることを目的に制度化されたもので、例えば親が90歳で亡くなった時に子供は70歳程になっているでしょう。もっと早いうちに、財産を子供に移行させる事を目的に施工されたものです。将来的に相続税が発生しないような家庭の場合で、今のうちに多くの財産が欲しい場合には相続時精算課税制度は非常にメリットがある制度です。

 

相続時精算課税制度ができた経緯

この相続時精算課税制度ができた経緯は決して関連性があるとは思いたくはありませんが、この制度の本来の目的は親子の高齢化に伴い、親が残した遺産をスムーズに移行する事にあると表面的には言われていますが結局、は例えが悪いかもしれませんが「うまい話をして後でつらい思いをさせる」とう目的でできた制度にしか思えない面もあります「相続時精算課税制度」とは親が子に贈与するときは2,500万円迄は非課税にしますがそこに「うまい話を・・・・相続が起きた時には非課税をした分を精算して後で課税する制度つまり今まで遺産を生前贈与する
ときは1,000万円迄が非課税でしたが、この制度を利用して子供や孫に贈与する場合は2,500万円迄は非課税にするので子供が高齢化して使い道も少なくなる前お早いうちに贈与することで有効的に贈与された遺産を利用できるとここまではありがたいことですが「後でつらい思いをさせる」事は贈与者が亡くなりそこへ遺産相続が出てきて生前に贈与された方も相続人の一人となり相続します。その時の相続税に仕掛けがあります。従来であれば例えば1,000万円相続した場合規定の基礎控除額、税率を加算して相続税だけ支払えばよかったのですがこの相続時精算課税制度受け生前に1,000万円贈与されていたら相続税の申告の時には贈与された分の含めて相続税として申告することになります。この状況を考えるとこの制度ができた経緯として思われることは政府の税金対策による「飴とむち」であくまでも増税対策として考えられた経緯のもとにあるようにしか思われません。

 

相続時精算課税制度のメリット・デメリット

平成27年1月よりこの制度が改正されました。それは今までの制度が理解しづらく、利用するタイミングなどがわかりずらい面もありました。
そこで今までの贈与税の課税方式は暦年課税と相続時精算課税があります。その2つの贈与税の違いやメリット・デメリットそれぞれの違いを取り上げてみます。

相続時精算課税制度は選択方式でこれを取り入れる場合は申告を行います。申告を行はない場合は自動的に暦年課税になります。更に相続時精算課税制度を一度選択すると、暦年課税に戻すことはできません。

各贈与税の比較

[税項目]  [対象期] [基礎控除額]     [税額計算式]             [メリット・デメリット] 暦年課税  1年間    110万円    贈与税額=(課税価格ー110万円)X税率     毎年110万円以下の贈与
がある方はメリットあり

相続時    1年間   2,500万円                            生前に贈与できる金額が大
精算課税                                             拡大される

*課税価格   遺産総額から非課税対象品を除いた価格

■適応者

暦年課税             贈与者や受贈者は親族のほか第三者でも可能
相続時精算課税        贈与者が60歳以上の親又は叔父・叔母受贈者が20歳以上の子供又は孫

■メリット

相続時精算課税     ・2,500迄は非課税それ以上になると超えた分に課税されます。
・相続税で再計算されますので、節税対策にはなりませんが一度に多額の贈与がで
きます。
・収益物件の贈与ならば贈与後の収益は受贈者のものになりますので、収益性に
つながる
・贈与された時の相場価格が相続時に価格が上がっていたら相続税の計算は贈与され
た金額で行うために値上が分は相続益になります
・相続時に遺産分割協議が難し財産も移転できます
・相続争いが防げる
相続させたい財産を将来相続人に生前贈与しておくことで「相続の時に争いを防げる

■デメリット

・一帝の直系間の贈与に限られます,さらに年齢制限もあります。
・金額にかかわらず贈与税の申告が必要
・贈与財産は相続時に小規模対策特例などを受けられない
・贈与財産は相続時に物納できない
・不動産の贈与の場合移転コストが高い
・申告の手間が増える
・小規模宅地などの特例が併用できない

相続税であれば登録免許税は0.4%のみですが贈与の場合は2.0%になり、そこの不動産取得税もかかります
相続時精算課税制度を選択をした場合には生前の贈与は2500万円迄贈与税は発生しませんが、その結果相続税の申告時贈与分に相続分を加えて相続税として納めます。

 

相続時精算課税制度の手続きの流れ

所有している財産を子供や孫に引き継ぐ方法として生前では「贈与」死後では「相続」2つの方法があることは今まで説明してきました事でご理解いただけたでしょうか、その2つを一体化したものが相続時精算課税制度であるこっとについてもおわかりいただけましたか、相続時精算課税制度は贈与があったことに対し受け取った人が制度を利用するかどうかを選択します。税務署では制度を利用しているかどうかの把握ができないため、相続時精算課税制度を申請する前に、贈与を受けたら時点で贈与税の申告も行わなければいけません。贈与税の申告は贈与受けた年の翌年の2月1日から3月15日迄の間に「贈与税の申告書」と「相続時精算課税選択届出書」を所轄の税務署に提出しなければいけません。又受贈者状況にもより受け取った人の戸籍謄本、戸籍の附票、贈与者の住民票などの添付資料も一式提出しなければなりません

 

相続時精算課税制度の注意点

この制度の注意点としては次のような事が考えられます。

①小規模宅地などの特例との比較

相続時に小規模宅地などの特例に有利な宅地は贈与を受けないほうがいいです。

②住宅の贈与は現金より住宅のほうが節税なる

住宅取得資金を贈与するよりも、贈与者が住宅を建ててそれを贈与するほうが財産の価値が上がり相続税の
節税になります・

②住宅の着工には注意

住宅取得資金は贈与の翌年3月15日までに住宅の引き渡しを受け、自宅としての居住する等の要件を満たさなければいけません

③孫が受贈者だと相続税の面で不利になる

孫への贈与で孫への贈与はこの制度の対象者になっていて贈与されることについては何の問題もありませんが贈与者が亡くなり相続になった場合、孫は遺産相続対象ではないので遺産相続はできませんが、相続税は払わなければいけません、何故ならば贈与を受けているために相続税が発生して遺産は相続していなくても遺産額の2割と贈与されたものと合計で相続税になるためかわいい孫に残してやりたいと思う祖父は後のことも注意して贈与してください

 

まとめ

相続など縁のない人も、逆に相続が基で親戚・兄弟が不仲になる事や事件が起きるなど相続には「色々な事」「色々な人」「色々な物「が登場します。この相続とい物語は短編で終わる時もあれば大長編に発展することもありますがこの物語の制作者の被相続人とういう監督はきっと短編で終わらせ次回は全員揃って「お墓という劇場に笑顔で来てくれる事をきっと願って天国劇場で次回また・・・・・・