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お墓の清掃について教えて!やり方は?注意点は?

お盆の季節や人生の節目でやろことにお墓参りがあります。その時に先祖の感謝の気持ちを込めて清掃もします。
久しぶりにお墓に来てみたら、お墓は汚れていることもあるため、きちんと清掃してご先祖様を祀るにふさわしい状態にする必要があります。今回はお墓の清掃方法やマナーについてご紹介致します。

お墓の清掃とは

お盆やお彼岸、あるいは故人の命日といったような1年に何度かめぐってくるお墓参りの節目ごとに、私たちは墓地や霊園にある先祖代々のお墓にお参りして、そこで仏様やご先祖様に近況を報告したり、感謝の気持ちを伝えるなどします。
ただ、お墓参りをする節目以外の時に、よほどのことがない限りはお墓に来るということはそうなかなかありません。
そして、お墓もほとんどの場合は屋外に設置されているため、雨風などの影響で墓石が汚れることが非常に多いです。

そのため、お墓参りに出かけるたびに私たちが最初にやることといえば、お墓の清掃ということになります。
ただ、ご先祖様が眠る場であるお墓の清掃をやるとなると、心を込めてきちんとした清掃方法でやりたいものです。

そこで今回終活ねっとでは、お墓の清掃の方法やマナーについていろいろと紹介していきます。
具体的には、

お墓の正しい清掃方法とはどのようなものなのか?
お墓を清掃するときはどのような点に注意すればよいのか?
清掃代行サービスを行っている専門家とはどのような清掃作業を行い、利用する際の費用の相場や内訳とはどのようなものなのか?
という3つのポイントを軸に話を進めていきます。

終活からすれば、お墓の清掃というのは一見するとあまり関係がなさそうに見えますが、お墓の跡を継ぐ方にお墓の管理の方法について教えておくというのも終活における一種の取り組みであるともいえますので、是非ご参考にしてください。

お墓の清掃の仕方

お墓の清掃といっても、具体的にどのような場所をどのような方法を使ってやればよいのでしょうか?
ここでは、お墓の正しい清掃の方法について詳しく見ていきます。

お墓のある区画を清掃する

まずは、お墓のある区画、言い換えればお墓の敷地内の清掃から取り掛かります。
お墓の区画とは、いわばそこに眠るご先祖様の家であるため、雑草を抜いたり、落ち葉を拾ったりします。
そのためにも、軍手やゴム手袋、ごみ袋、雑草を切るための鎌などを持参するとよいでしょう。

「お墓を管理してくれている墓地や霊園の方が、掃除をしてくれているのでは?」と首を傾げる方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに、お墓のある墓地や霊園の管理者には年々管理費を納めてはいますが、それはあくまでも墓地や霊園全体のうちのみんなが使う共用部分のメンテナンスをするために使われているのであって、個別のお墓のメンテナンスについては自己責任であることが多いです。

だからこそ、お墓参りに来たときのお墓の清掃で最初にやることとしてお墓のある区画の清掃が重要であるといえます。

墓石を水洗いする

お墓の区画の清掃が終わったら、いよいよ墓石の清掃に移ります。

基本として、墓石の清掃は水洗いをします。
ただし、ここで気をつけなければいけないのは、いきなりタワシを使ってはいけないという点です。
墓石も石材でできているため、いきなりタワシを使えば傷がついてしまい、見栄えも悪くなってしまいます。

そのため、水洗いをする際には柔らかいスポンジや布を使うとよいでしょう。
なお、タワシを使うのであれば、墓石にどうしても布などで取ることのできない頑固な汚れがある場合だけにしましょう。

お墓の墓石にはなんらかの彫刻が施されていますが、この彫刻部分の汚れについてはやわらかめの歯ブラシを使うとよいでしょう。
ただし、墓石の彫刻部分をタワシで力強くこするのと墓石に傷がつきますので、優しくこするようにしてください。

墓石を洗剤で洗う

水洗いだけでなく、洗剤を使って墓石をきれいにする方法もあります。

ただし、洗剤といっても墓石清掃専用のものを使うようにしましょう。
洗剤を使うのには、水拭きが一通り終わった段階で、より美しく墓石を見せるために使います。

墓石の変色やシミを防ぐためにも、決して水拭きの前に使わないようにしましょう。
また、洗剤を使用する前にその洗剤がシミや変色を作るものにならないかどうかを、目立たないところで墓石に試してみるとよいでしょう。

また、洗剤は洗剤でも食器用洗剤や、トイレ掃除などに使う塩素系や酸性の洗剤はお墓の清掃で使うのは逆効果です。
変色やシミの原因になりやすいだけでなく、土壌を汚染してしまう恐れもあるため、塩素系や酸性の洗剤の使用は控えましょう。

小物類を洗う

墓石の部分の清掃が終わりましたら、次は花立やお線香立て、香炉などの小物の清掃に移ります。

墓石に比べると小物類は随分と小さめで、なおかつ細かい部分に汚れがついているため、柔らかい布で水拭きをしたり、ブラシなどを使って小物についている細かい汚れを落としていきます。

水を拭き取る

最後の仕上げとして、清掃の際に墓石などにかかった水を拭き取ります。
「水はそのまま自然乾燥するのにまかせておけばよいのでは?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

実は清掃の際に墓石などにかかった水は、放置しておくとシミや汚れ、苔が生える原因となってしまいます。
特に墓石に苔が発生すると、せっかく清掃したのに墓石に生えた苔の汚れが目立って、墓石の見栄えが悪くなってしまいます。
清掃後に墓石などに付いた水を拭き取らず、墓石に苔が生えて墓石が汚れてしまうことを防ぐためにも、清掃の最後の段階で墓石などの水をきちんと拭き取っておくことが大切です。

お墓を清掃するときの注意点

ひしゃく

墓地という聖域で、そこに眠る故人を想いやりつつお墓の清掃をするうえで注意しなければならないこともあります。
ここでは、お墓の清掃をするうえでの注意点についてご紹介していきましょう。

タワシの使い方

お墓の墓石についている汚れで、頑固なものを落とすとなるとタワシの出番です。
しかし、タワシの使い方にはいくつか注意しなければいけない点が挙げられます。
まずは、普通のタワシを使うのであれば墓石を強くこすってはいけないという点があります。
あまり強く墓石をこすると墓石そのものに傷がついたり、墓石に施されているコーティングも傷めてしまうため、タワシを使う際の力加減には十分に注意しましょう。
なお、文字の部分の頑固な汚れを落とすうえでタワシは有効な手段であるといえますが、あくまでも軽くこするようにしてきれいにすることが大切です。
また、金属タワシは普通のタワシ以上に使用すると墓石を傷つけたり、コーティングをはがしてしまう危険性があるので絶対に使わないようにしましょう。

水を墓石にパシャパシャかけない

お墓の墓石の清掃は水拭きが基本であることは先ほども触れたとおりです。
ですが、だからといって水を墓石にかけすぎないようにしましょう。

なぜならば、墓石に水をかけすぎると逆に墓石が汚れてしまうためです。
より具体的には、水に含まれるカルシウム分が墓石について化学反応を起こし、水垢の原因となってしまいます。

このため、水をかけすぎることなく、適量の水で清掃を行い、清掃が終わる段階できちんと拭き取ることが大切です。

他の家のお墓は清掃しない

ご自身のところのお墓を清掃したついでに、両隣のお墓も清掃しようと考えたくなる気持ちはわかりますが、他の家のお墓は清掃しないようにしましょう。
なぜならば、他の家のお墓はあくまでもその家の方の聖域であるため、みだりに立ち入るのはタブーとされているためです。

また、他の家のお墓の敷地はその家の方が永代使用料を払って使用しているため、他の家のお墓の敷地に入ることは私有地を侵しているのと同じようなことであるためです。
ましてや、勝手に他の家のお墓の敷地内に立ち入って清掃するということは、いわば泥棒をやっているものと他の人に誤解されても仕方のないことで、トラブルにもなりかねませんので絶対に控えましょう。

清掃後はお線香を供える

清掃が終わった後は、お墓にお線香をお供えすることが大切です。

お線香をお供えすることは、そこに眠るご先祖様や見守ってくださっている仏様に感謝の気持ちを持ってご挨拶をし、近況報告を行うことがお墓参りでの非常に大切な心がけだからです。

お供え物は持って帰る

お墓参りの際にお供えしたお供え物は必ず持ち帰りましょう。
お供え物をそのままにしておくとカラスなどが食い散らかして、しまいには周りにお墓のある家の方にも迷惑を及ぼしかねないためです。
さらに管理者側も、食い散らかされたお供え物の処理に苦労することとなるでしょう。

お供え物を食い散らかされて、管理者側に迷惑をかけてしまうことを未然に防ぐためにも、お墓参りを終えてお帰りになるときはお供え物も忘れずに持ち帰りましょう。

まとめ

お墓の清掃について色々学べたかと思います。
お盆や人生の節目のたびにお墓参りをしにいく際には、お墓の清掃はどうしても必要になります。
気持ちよくお墓参りできるようにするためにも毎回清掃したいものですね。